仕事をしていれば、独りで仕事が完結しないことはわかっています。
ましてや、組織人であればなおさらです。
仕事の内容にケチをつけられても、仕事の段取りまで文句を言われたくありません。
私のいるフロアには複数の部署が存在します。その中には、私の仕事に対する決裁権限を持つ部署もあります。
その部署へ書類を送付したときのお話。
同じフロアなので歩いて持っていけばいいのですが、私は通常の社内ルール(郵便みたいな扱い)で送付しました。
書類が到着したとき、決裁者から「近いんだから、持ってこいよ。」と文句を言われました。
でも、あえて通常ルールで送付したのです。
歩いて持っていくラクな方法ではなく、あえて通常ルールで送付したのです。
自分の仕事の段取りでは、次にやることをもう決めていたのです。
だから決裁に関する仕事については送付することで終わりにしたかったのです。
仮に持っていったとき、相手が電話中やそもそもいなければ渡せないですし、渡したときにつかまっていろいろ言われて時間を取られるのもイヤです。
仕事の段取りは自分で決めたいのです。
仕事の主導権は渡したくありません。
主導権が自分にあることで仕事への取り組みは大きく変わります。
ささいなことかもしれませんが、ちょっとした工夫で仕事の段取りは自分で決められます。