どうも、調和性をとがらせるにはファシリテーションが必要だ!と思う かずいちです。
最近人の話をうまく聴くということに興味関心があり、それにまつわるいろいろな本を読んでいます。今日はその中の1冊、ファシリテーションに関する本をご紹介。
著者の草地 真さんは経営コンサルタントでありビジネスライター。商店街の活性化支援等に関わるとともに、人材育成・チームビルディング・組織活性化をテーマにした著書を多数書かれています。
ファシリテーションって何?
僕はサラリーマンですからよく会議に出ます。でもそのうちの8割いや9割は「出た意味なかったなあ」なんて思うことが多いです。
うまくいかない会議には必ずめんどくさい「困ったちゃん」がいるんですよね。本書では6種類指摘していますが、当社に多いのは3種類ですね。
- 原理原則オンリー型困ったちゃんーそもそも論しか言わない。
- 問題指摘オンリー型困ったちゃんー問題の指摘しかしない。
- 我が道オンリー型困ったちゃんー自分の意見と会社・組織の動きを切り離したまま暴走する。
意味ある会議ってこんな困ったちゃん達を相手に「意味ある」「未来につながる」議論をして、気持ちをひとつにして結論を出さないといけません。
本書ではこのような会議で重要なのは、会議の「中身」以上に「プロセス」が重要と説いています。
プロセスにおいて「やり方」を徹底的に考え、実践することによってメンバーの力を最大限引き出すための「場作り」、それがファシリテーションです。
ファシリテーションの基本ステップ
ファシリテーションはあらかじめ想定した落とし所にうまく誘導する技術でもないし、参加メンバーの自由を尊重してなすがままに任せるものでもありません。
下記プロセスに沿って議論内容を想定し、参加メンバーを触発・啓発し本当の思いを引き出します。
- 場の設定
- 課題の共有
- 拡散 引き出す
- 混沌 聴く
- 収束 整理する
- 共有
- 次のアクションにつなげる
そして腹に落ちる結論を導き出し、次のアクションにつなげていきます。
この腹落ちってのが大切ですよね。
ファシリテーションの究極は『当事者意識』を引き出すことです。
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