人に興味を持ち、よく話を聞き、よくほめる、そんな会話のスタイルを身につければ、人間関係は着実に変わると教えてくれる本を読みましたよ。
今回読んだ本は、同志社大学卒業後対人恐怖症に陥り、その後コーチングに出会い人生観を大きく変えたプロコーチ谷口祥子さんが書いた本です。
谷口祥子『コーチングがよ~くわかる本』(秀和システム)
秀和システム
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僕はあまり口数が多い方ではありません。でも、多くの方と楽しく交流したい。そんな思いはあるのです。
だから、話し方の本を読んでうまく話そうなんて思ったこともありました。でも、どうもしっくりこないのです。だから、流暢に話すことは諦めました。
でも、楽しく交流したいという思いは変わりません。だから、今度は聞くことにフォーカスしようとこの本を読みました。
本書は下記のような構成です。
- コーチングとは何か?
- コーチングの手順
- コーチングにおける「聴き方」
- コーチングで質問力を発揮する
- コーチングの大切なスキル
- コーチングマインドを身につける
- コーチングをさまざまなシーンで活用する
- 日頃から心がけておきたい習慣
- 自分を高めて名コーチになる
本書で気になったことや参考にしたいことをご紹介。
話し好きじゃないから、会話が弾まないというのは大きな誤解。
まさに今の僕。好きじゃないというより苦手、だから弾まないと思ってました。聴き上手になり、相手を主役にした会話ができれば会話は弾みます。
コーチングでアドバイスはするものか?
僕は相談を受けると、何か気の利いた発言やベストなアドバイスを言わなければならないって思っていました。で、それが思いつかず黙り込んじゃうことが多々あります。
でも、そうではないんです。
コーチングの目的は相手に自分の頭で考える機会を提供すること。自分で考え実行し結果が出ると自信につながります。
観察力をみがくとコーチングがうまくいく。
意識的に人を観察することで他人の発する情報を五感でキャッチできます。観察する点は3点。
①服装・持ち物、②動作・姿勢・表情・声のトーン、③会話の内容
例えば、人がよく使う言葉には大事にしている価値観が表れます。「かっこいい」を多用する人はかっこいいと言われたいものです。
興味が持てない話題のときは、人に焦点をあてる
相手の話が聴けない人は「話題そのもの」に焦点をあてています。そうではなく、「人」に焦点をあてると会話は盛り上がります。
興味がない話題でも、相手がどんな想いでそれに取り組んでいるのか質問することでその人の価値観や好みを知ることができるのです。
僕は興味のない話をされるとモロ顔に出ます。奥さんにもよく言われます。だから、これは明日からでも使いたい。
ほめるのも、ほめられるのも苦手な人は自分の長所や魅力をリストアップする
相手の強みや魅力に目を向けることができてこそ、いいコーチングができます。でも、厳しい両親に育てられると自分にも他人にも厳しくなりがちです。そんなときは自分の長所を書き出してみましょう。
僕もなかなかの「ほめ苦手です」。
僕の長所は何でしょう?知っている方は温かい目で教えてください。
僕は話ベタなのでうまく話を聞いてくれるとても嬉しくなります。だから僕もその技術を身につけたい。
最後までお読み頂きありがとうございます。