運動は、ほとんどの精神の問題にとって最高の治療法だと紹介している本を読みましたよ。
今回読んだ本は、ハーバード大学医学部准教授で開業医としても活躍するジョンJ・レイティさんが書いた本です。
ジョンJ・レイティ『脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方』(NHK出版)
脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方
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ジョン J. レイティ エリック ヘイガーマン
NHK出版
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著者であるジョンJ・レイティさんはこの本で「運動と脳をつなぐ驚きに満ちた科学をわかりやすい言葉で語り、それが人間の生活にどのような形で現れるかを示したい。」と言っています。
本書は下記のような構成です。
- 革命へようこそ 運動と脳に関するケーススタディ
- 学習 脳細胞を育てよう
- ストレス 最大の障害
- 不安 パニックを避ける
- うつ 気分をよくする
- 注意欠陥障害 注意散漫から脱け出す
- 依存症 セルフコントロールのしくみを再生する
- ホルモンの変化 女性の脳に及ぼす影響
- 加齢 賢く老いる
- 鍛錬 脳を作る
本書で気になったことや参考にしたいことをご紹介……と言いたいところですがこの本こんなに分厚いんです。
しかも僕の苦手な訳本……
なのでお伝えしたいことは1点。
運動の目的は、脳を育ててよい状態に保つことにあります。
人間の脳が発達したのは、厳しい環境で獲物を追い、巧みに捕らえ生き延びていくためでした。なので、わたしたちの遺伝子には狩猟採集の行動様式が組み込まれています。
よって、その活動=運動をやめてしまうと、10万年以上にわたって調整されてきたデリケートな生物学的バランスを壊してしまうのです。
他にも運動が脳に与える影響がふんだんに書かれています。
運動をさせた子供は成績が上がる、運動を週2回以上続ければ認知症になる確率が半分になる、運動で5歳児のIQと言語能力には大きな差が出るとかとか。
分厚くてちょっととっつきにくいかもしれませんが、これを読むと運動しようって気になります。
最後までお読み頂きありがとうございます。